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反抗期は悪ではない


■反抗期を認めよう

 反抗期は、様々な場面で、ネガティブな文脈で語られがちです。
 ですが、本当に反抗期はネガティブなものなのでしょうか?
 確かに、反抗的な態度や、発言は周囲に摩擦を引き起こします。ですが同時に、そのような視点が、新しい発見をもたらすこともあります。
 反抗期の人と、いわゆる「大人」になった人の最も大きな違いは、視野の広さと、そこからもたらされるバランス感覚です。
 視野の広さやバランス感覚は非常に重要なものですが、全てではありません。 
 社会において、イノベーションを起こすような発想や発見は、そのような「大人」の視点からは生まれてこないのです。
 歴史を紐解いてみても、どの分野でも、人類を一歩先に進めるような事績を成し遂げた人たちは、ある意味「反抗期」の人たちでした。
 つまり、自分自身の視野や視点、発想を大切にし、それを貫いたのです。
 もちろん、全ての人がそのようになってしまったら、社会は成り立たないかもしれません。ですが、そういう人が一定数以上必要なのは事実ですし、また、一人の人間の一生を考えてみて、そういう瞬間や時期は必要でしょう。そして、私たちはそういった時期を指して、「青春」と呼ぶのです。
 だとすれば、反抗期は決して忌避されるものではなく、より良い人生や、社会を築くために必要なものなのです。
 気を付けなければいけないのは、反抗期だからと言って、全てを大人にしようとする態度や思想です。
 「大人」は、その視野の広さやバランス感覚から、順化と秩序を重視します。そして、それを周囲にも求めます。
 そういった枠組みに当てはまらない人や、こともあること。
 それも、自分の視野の中に入れておくことが大切です。
 反抗期が長期化し、普遍化した中では、社会的には不安定になるかもしれません。ですが、それは視点を変えれば、新たなイノベーションが起こりやすい土壌が育まれているのかもしれません。
 あなたの周囲にいる「困った人」からも、ひょっとしたら、学ぶべき何かがあるかもしれません。
 そして、そういう発想と、そこからの行動が、反抗期の人々にとってもゆとりや救いとなるでしょう。