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青年期の子どもの反抗期


■青年期の反抗期とその対策

 青年期の反抗は、自分自身を確立していくために、非常に重要なものです。
 彼らがなぜ反抗するのか?
 反抗をすることが良い事だと思ってしている子供はほとんどいません。
 自分なりに正しい、大切だと思う価値と、世の中のそれが違う時、うまく折り合いをつけられず、そのもどかしさから、反抗という手段を取るのです。
 また、親に対しても、この時期に親を乗り越えたい、という欲求が生まれてきます。
 そのような試練を乗り越えることで、自分らしさや、自分は大切な存在だということを実感として持っていきます。
 だとすれば、基本的には反抗期は歓迎されるものです。
 時折、反抗期がない子供が、おとなしくていい子供だとされますが、それは多くの場合そうではありません。
 親の立場からすれば、いちいち口応えをされたり、今まで素直だったのにいうことを聞かなくなったりすれば、感情的には面白くないですが、それは脱皮をする前の蝶がもがいているようなものです。
 この時期の子供に接するときに大切なことは、できるだけ本人の身になって考えること。そして、時間の考え方を伝えることです。
 まず、本人の身になって伝えてあげないと、「わかってもらえない」という孤独感を募らせてしまいます。すると、その孤独感が新たな問題を生み出します。
 そして、時間の考え方を伝える。これは、過去があって現在があり、現在の積み重ねとして未来がある、という時間の流れを伝えていく事です。
 青年期は、基本的には「今」があればよく、過去や未来に思いをはせることが難しい時期です。
 ですが、過去や未来を判断の基準に含めない限り、なかなか正しい判断はできません。
 そして、この時間の軸を踏まえて判断ができるようになると、判断力は完成され、いわゆる「大人」になっていきます。
 この時期に、すぐにできないとしても、できるだけ時間の軸を踏まえたうえで考えることを求め、その訓練をしていければ、思考力や判断力が育つでしょうし、結果的にはそれが、反抗そのものも小さくしていくでしょう。